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振られるところから始まる設定。
抒情的な雰囲気の青春小説。
昨今のラノベのラブコメとは、良い意味でずれている。良作。

昔のロープライス良作エロゲーを思い出した。
共通ルートがここで終わり、個別ルートがこれ以降で始まる雰囲気。


心理描写が多いので派手さが無い。
だがその割に、重さも無い。
どうせなら、もっとテーマを深くするためにも、ドロドロして良いと思う。
良くも悪くも中途半端になった感はある。

また、何故振られたのかイマイチ分からず。
不器用なだけで終わらせてる感がしっくりこない。

親がいないのもありがちなだけに違和感を感じる。
ハーレム要因のキャラ設定も違和感を感じる。
その割に、全ヒロインの可愛さが感じられなかった。(伝わらなかった)

また、緩急要員がいない。
日常シーンなどを増やし、メリハリを生ませるキャラ(例えば妹など)がいれば良かったのでは。


といった具合に、話は面白いのだが、派手さも無い。
それはそれで素晴らしいのだが、ラノベでは売れなそうと感じてしまった。

ラノベのラブコメ、昨今では、高木さん風テンプレまたは奇想天外なキャラほどウケる。
ラブコメの劣化が甚だしいのだが、現実的にはそうなのだろう。
どれにも合致しないので、売れ行きはあまりといったところか。

一方でライト文芸や一般文芸としてみたら、軽く深みが無い。
なので、扱いが難しそうではある。

内容は良作なので、このような本が売れてほしいと思うが、難しいのだろう。

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